新しい相棒はソニー α6600に決定
2018年6月、ペットとしてオキナインコの“のの”を我が家に迎えてから私の写真ライフがスタートしました。これまでは2017年1月に購入したオリンパスのPEN E-PL8に単焦点25mm(35mm判換算50mm)F1.8のレンズ(M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8)を着けて“のの”を撮影していましたが、よりよい写真を撮るためにもう1ランク上のカメラがほしい!ということで、カメラを新調することにしました。
エントリーモデル代表というちょっぴりチープな印象は拭えなくとも、PENの小さくてお気軽なところはとても気に入っていたので、PENと同じ小型センサー(マイクロフォーサーズ)カメラの上位機であるオリンパスのOM-Dシリーズの購入も考えたのですが、ソニーのAF(オートフォーカス)性能の高さに惚れてαシリーズ(APS-C)にマウントチェンジすることにしました。
マイクロフォーサーズからAPS-Cへの乗り換えなのでセンサーサイズは大きくなったのですが、乗り換えを検討していたオリンパスのOM-D E-M1 Mark Ⅲの重量と、今回私が購入したソニーのα6600の重量を比べてみると、バッテリー&メモリーカードを含むカメラ本体の重量はOM-D E-M1 Mark Ⅲが580g、α6600は503g。カメラボディの重量だけならAPS-Cであるα6600のほうがマイクロフォーサーズのOM-D E-M1 Mark Ⅲよりも軽量。
小型軽量が売りのマイクロフォーサーズも、ハイエンドモデルになってくるとAPS-Cより軽くて小さいとは言えなくなってきます。
もちろん、どんなレンズを選ぶかによってレンズを含めたカメラ全体の重量は変わってくるので、APS-Cカメラなのにマイクロフォーサーズカメラよりも軽い、とは一概には言い切れませんが、少なくともソニーのミラーレスカメラがオリンパスのOM-Dシリーズと比べて、大きくて重いと感じる方は少ないのでは?
さらに画質を追い求めれば、行き着くところはフルサイズセンサーのカメラなのですが、フルサイズはボディもレンズも、重さはもちろんのこと懐にも優しくありません……。
そもそもカメラを持ち歩くのが億劫になってしまっては元も子もないので、日常のスナップを撮影するカメラであれば小型・軽量のシステムであることは非常に重要です。今の私にはAPS-Cカメラが画質と取り回しのしやすさから考えてベストバランスだという結論に至りました。
α6600かα6400かはかなり迷った
最終的にソニーのAPS-Cフラッグシップモデルであるα6600を購入することにしましたが、ミドルクラスのα6400とどちらにするかはかなり迷いました。価格はα6600(ボディのみ)が約15万円なのに対して、α6400(ボディのみ)が約10万円で、その差は約5万円。決して小さくはない価格差……。
α6600とα6400の機能面での大きな違いは、ボディ内手ぶれ補正の有無とバッテリーの大きさ(=バッテリーライフの長さ)。あと、店頭で実際に触ってみて感じたのはグリップの深さの違い。バッテリーが大きくなったぶんだけ、α6600のグリップはα6400よりも深く持ちやすい印象でした。
もちろん、重さはα6600のほうがα6400よりも100gほど重いのですが、その重さも含めて私にはα6600のほうが持ちやすいと感じました。また、ボディに手ぶれ補正があったほうが躊躇なく手ぶれ補正なしのレンズも使えると考えて、最終的にはα6600をチョイスしました。
ちなみに購入時期は2020年2月末で、価格は運よく13万円台(新品)でした。
カメラよりもさらに迷った最初のレンズ
ボディ選びと同じで、悩みに悩んだのがレンズ選び。今回、私はα6600のレンズキットを購入せずにボディを単体で購入して、最初のレンズを別で選びました。
理由は、やっぱりキットレンズは「それなり」の写りしか望めなさそうだということ。
α6600のレンズキットに付属するレンズはE 18-135mm F3.5-5.6 OSS。手ぶれ補正付きのAPS-C用レンズで広角端18mm(35mm判換算27mm)、望遠端135mm(35mm判換算202.5mm)という非常に広い焦点距離をカバーする便利なズームレンズですが、F値は3.5〜5.6で変動し、最も明るい広角端付近でもF3.5なので暗いレンズであることは否めません。
オリンパスのM.ZUIKO DIGITAL 25mmでF1.8のレンズの写りの良さを知っている身としては、やっぱりもうちょっと明るいレンズがほしいかな、と。
最初のレンズ候補としては、α6600と同時に発表されたAPS-C用の標準ズームレンズ SEL1655G(王道レンズだけど高価……)、大口径でとても明るい単焦点レンズ SIGMA 30mm F1.4 DC DN、ソニーの撒き餌レンズと言われるSEL50F18あたり。
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いろいろ悩んだ結果、ファーストチョイスはSIGMAの16mm(35mm判換算24mm)F1.4 DC DN(Contemporaryシリーズ)になりました。
理由は、カメラを持って外出した時に、これまでメインで使っていたオリンパスのM.ZUIKO DIGITAL 25mm(35mm判換算50mm)だと「もう少し広い画角で撮りたい」と感じることが多かったこと。
このレンズは大きさがそこそこあって、当然重さもそこそこ重い(405g)のですが、F1.4という明るさはソニー純正(APS-C用)にはなく(2020年3月現在)、価格も新品で約4万円なのでお手頃です。
レンズ内手ぶれ補正はないものの、α6600であればボディ側に手ぶれ補正が付いているので問題なし。ソニー純正レンズに比べるとコンパクトさという点では劣りますが、コスパは最強と言っていいでしょう。
ちなみに私はこのレンズを新品ではなく中古で探し、美品を見つけて37,510円(税込)で購入しました。
単焦点レンズは画角が限定されるので、最初のレンズとしてはどうなんだ? という思いもありましたが、これから徐々に焦点距離の異なるレンズを増やしていきたいと思います。次は30mm(35mm判換算45mm)〜50mm(35mm判換算75mm)程度の単焦点レンズかなぁ。
SONY α6600 & SIGMA 16mm F1.4 DC DNの作例
マイクロフォーサーズのアスペクト比は4:3でしたが、APS-Cは3:2。
これまでよく使っていたフルサイズ換算50mmレンズとの焦点距離の違いはもちろん、アスペクト比の違いにもまだまだ慣れる必要がありそうです。
ざっとこんな感じ。
撮りはじめてまだ約1週間。ようやくカメラのボタンの配置などに慣れてきました。
コロナウイルスは心配だけど、この春はできるだけα6600を持って外に出て、たくさん写真を撮ってみようと思います。
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